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top > 講義プログラム > 「実存主義のアクチュアリティ」2012年度後期

この授業の目的は「実存主義(existentialism)」と呼ばれる思想的潮流の本質を理解し、その現代的意味を考えるということです。哲学史の一項目としての「実存主義」を学ぶことが目的ではありませんが、一緒に哲学テキストを読むことを通して講義します。知識の習得のためで はなく「考えるために読む」ということです。





なぜ今「実存主義」なのか? それは今私たちの住んでいるこの世界が、政治、経済、産業、 社会生活から教育(例えばこのシラバスのもっともらしいフォーマット)にいたるまで、いわば 「手続き的な合理性」といったものの支配によって貫かれているからです。それによって哲学 も単なる「文化の一分野」へと矮小化され、世界と生の意味そのものを問うための通路が構造的に閉塞されているからです。

本講義が「実存主義」と呼んでいるのは、何らかの有意義な目標、成功や成果を目指して考えるためではなく、「この荒廃した世界に投げ出されてい る、この自分」について考えるために、言語と思考の力を環流させようとするあらゆる試みのことです。


12月25日 13:00–

オリエンテーション。本講義の概要と講義方法の説明。

・「実存主義」の思想史的文脈を整理した上で、それをグローバリゼーションとメディア社会という現代文脈において理解するとはどのようなことかを説明します。


12月26日 10:30–

・セーレン・キェルケゴール『現代の批判』というテキストを読みます。

・人間にとって「孤独」とは何か? そして「自殺」というテーマについて考察します。

12月27日 10:30–

・フリードリッヒ・ニーチェ『ツァラトゥストラはこう言った』というテキストを読みます。

・「エクスタシー(脱自)」および「超越」というテーマについて考察します。

12月28日 10:30–

・これまで学んだ実存主義思想を武器として「テクノロジー」という問題と対決します。

もし可能ならば「ヒューマニズム」の持ちうる新たな意味についても考えます。

・本講義全体の総括と、最終的な試験を行います。




野毛Hana*Hana横浜市中区花咲町1丁目42-1


 JR横浜・京浜東北・根岸線「桜木町」下車、徒歩3分

 横浜市営地下鉄ブルーライン「桜木町」下車、徒歩2分

 京急本線「日ノ出町」駅下車、徒歩7分




 

吉岡洋(京都大学大学院文学研究科教授)

美学・メディア理論

美学、現代思想が専門。専門の研究のみならず、展覧会の企画・運営、雑誌の編集など、社会の様々なフィールドで活躍。世界メディア芸術コンベンション2012では座長を務める。

WEBSITE: Space in CyberSpace

実存主義のアクチュアリティ                 12月25-28日

内容/スケジュール

開催場所

担当講師

終了いたしました。

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